ロジャー・ムーア 『An Evening with Sir Roger Moore』ツアーを2016年11月に再開

Meadow Rosenthal によると、ロジャー・ムーアのトーク・イベント『An Evening with Sir Roger Moore』(ロジャー・ムーア卿との夕べ)が間もなく再開されます。

このイベントは、3代目ジェームズ・ボンド俳優のロジャー・ムーアが聴衆を前に、自身の人生や映画・テレビ界でのキャリアを振り返るもの。ムーアの自伝を手がけたガレス・オーウェンがインタビュアーで、イベントの最後にはファンとの Q & A セッションもあり、今年2016年で5回目の実施となります。

発表されている日程(11月8日現在)では、初日が11月13日で最終日は11月27日。イギリス各地(一部アイルランド)で全9回開催され、最終日のみロンドンが会場です。

シーナ・イーストン 『42nd Street』でウエストエンド・デビュー

BBC(2016年11月4日付)によると、スコットランド出身の歌手シーナ・イーストンがウエストエンドの舞台に初出演します。

タイトルは『42nd Street』(『四十二番街』)。1933年の同名映画が基になっており、1980年にブロードウェイで初舞台化。その後はイギリスや日本などでも上演されてきました。

『007/ユア・アイズ・オンリー』や『モーニング・トレイン』などのヒット曲で知られるシーナ・イーストンが演じるのは準主役のドロシー・ブロック。主演のペギー・ソーヤー役はクレア・ホールス、ジュリアン・マーシュ役にトム・リスター。演出はマーク・ブランブル。劇場はロンドンの Theatre Royal Drury Lane で、公演期間は2017年3月20日からです。

サム・メンデス 『007/スペクター』脚本家ジェズ・バターワース作『The Ferryman』を演出へ

The Royal Court Theatre は2016年10月31日、『007/スペクター』のサム・メンデス監督がジェズ・バターワース作の舞台『The Ferryman』の演出を手掛けると発表しました。

『The Ferryman』の時代設定は1981年。収穫期を控えたイギリス・デリーの農村に余所者が現れたことから巻き起こる騒動を描くようです。劇場はロンドンの Jerwood Theatre Downstairs で、上演期間は2017年4月24日から5月20日まで。座席予約(一般向け)は11月4日から。

バターワースは『007/スペクター』脚本家の一人。『007/スカイフォール』でもクレジットはされていませんが、脚本修正に参加しました。


11/1 追記:イオン・プロダクションの007プロデューサー、バーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンの両名も Jerwood Theatre Downstairs での劇をプロデュースします。タイトルは『The Kid Stays in the Picture』。ハリウッドのプロデューサー、ロバート・エヴァンズの生涯を描くストーリーで、演出はサイモン・マクバーニー。上演は2017年3月7日から4月8日まで。

英国の旧陸軍省ビルがホテルとして開業へ

Evening Standard(2016年10月21日付)によると、ロンドンの「Old War Office」ビルがホテルとして生まれ変わるようです。

「Old War Office」ビルがある場所はロンドンの中心地ホワイトホール。その名の通り、以前は War Office(陸軍省)の本部が置かれていましたが、1960年代に国防省が陸軍省を組み込んでからは国防省の所有となっていました。入り口の一つは「スパイ・エントランス」と呼ばれ、かつてはMI5やMI6局員が訪れる際に利用していたそうです。

しかし、国防省は今年初めに同ビルをデベロッパーへ売却。計画では125の客室とアパート88室に25メートルのプールや屋上バーなども備えた高級ホテル&アパートメントへと変貌することになります。運営者は未定ですが、シンガポールのラッフルズ・ホテル所有者になる可能性があるようです。

旧陸軍省ビル(国防省ビル)は映画007シリーズの3作品『007/オクトパシー』(1983)、『007/美しき獲物たち』(1985)、『007/消されたライセンス』(1989)で、英国秘密情報部の本部としてその外観が登場。『007/スカイフォール』(2012)のラストでは屋上に佇むジェームズ・ボンドが眺める風景の一部となっている他、『007/スペクター』(2015)エンディングでアストンマーティンが走り去る際にも映っています。

メキシコシティ 『007/スペクター』の「死者の日」パレードを10月29日開催

メキシコ市は2016年10月20日、今年10月29日から11月2日まで開催される「死者の日」の詳細を発表しました。

「死者の日」は亡くなった家族や親しい人々の霊を弔う祭り。ユネスコの無形文化遺産に登録されており、メキシコの他に中南米各地でも行われています。

映画『007/スペクター』のプレタイトル・シークエンスは「死者の日」を迎えたメキシコシティが舞台。賑やかなパレードをバックにジェームズ・ボンドが敵を追撃します。しかし実際には同市でこの様なパレードはこれまで実施されておらず、映画の影響を受けて今年から催されることになりました。

フェスティバル幕開けは10月29日の大パレード。15時にメキシコシティの独立記念塔を出発後、レフォルマ通り、ファレス通り、セントラル通り、タクバ通り(『007/スペクター』冒頭、ボンドがボンド・ガールと歩く道)、5月5日通りなどを経由し、ソカロ(ボンドがヘリに乗り込む広場)まで約3時間をかけて行進します。このパレードには1,200人以上が参加予定。現地の伝統的な装飾に加え、『007/スペクター』で使用されたコスチュームやプロップも再現されます。

007シリーズ展覧会『Designing 007』がドバイで開催へ

映画007シリーズ公式サイト 007.com(2016年10月11日付)によると、『Designing 007: Fifty Years of Bond Style』がアラブ首長国連邦のドバイで開催されます。

『Designing 007』は007シリーズ50周年を記念して2012年にロンドン・バービカンで初めて開催された展覧会で、内容は007シリーズ全作品で使われたコスチュームやガジェットなどを見せるデザイン展。ロンドン後は、トロント、上海、メルボルン、モスクワ、ロッテルダム、マドリード、メキシコシティ、パリで巡回されてきました。

ドバイでの日程は2016年11月13日から2017年2月10日まで。主会場は世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファのイベント・スペース「Annex」。他にも、ブルジュ・ハリファの展望台「At The Top」やドバイ・モールでも一部展示やイベントなどが行われます。

ダニエル・クレイグが007映画続投に意欲的 「ボンド役は世界最高の仕事」

Time Out(2016年10月8日付)によると、ダニエル・クレイグはジェームズ・ボンド役の続投に意欲があるようです。

クレイグはニューヨークで10月7日に開催されたトーク・イベントに参加し、The New Yorker 誌のライターと対談。2015年7月の Time Out とのインタビューで、次回作を今考えるのなら「手首を切った方がマシ」とコメントした件について尋ねられると、マラソンのゴール近くでもう一度走りたいかと訊かれるようなものだと返答。次回作に関する質問が当時はタイミング的に悪かったことをほのめかしました。2作でのボンド役続投に多額のギャラがオファーされたとの噂については、否定しています。

このイベント中にクレイグは次回作続投への明確な意思表示はしなかった模様ですが、「ボンド役を演じるのは世界最高の仕事」だとし、「もしも辞めたら後悔するだろう」などとも発言。結果的に、ボンド役続投へ意欲的である姿勢を見せたようです。

ナオミ・ハリス ダニエル・クレイグのボンド役続投を熱望

BBC(2016年10月7日付)によると、007シリーズのミス・マネーペニー役ナオミ・ハリスは、ダニエル・クレイグのボンド役続投を強く願っているようです。

開催中のロンドン映画祭で10月6日、自身の最新作『Moonlight』上映会に出席したナオミ・ハリス。メディアに対し、クレイグには是非ともボンド役に戻って欲しい、とコメント。『007/スカイフォール』撮影初日、かなり緊張していたハリスの心を解きほぐしてくれたのが、クレイグだったのだそう。またハリスは、クレイグが戻ってくれば、自分も007シリーズ出演を続けたいとの意向を示しました。

ダニエル・クレイグは『007/スペクター』撮影後から、ボンド役を今後も続けるのか態度をはっきりさせておらず、その去就がメディアの注目を集めています。

007次回作『Bond 25』はどうなる? シリーズの現状と展望(1)

『007/スペクター』の英国公開から間もなく一年。今ここで007シリーズが置かれている現状を整理し、その今後も占って見たい。

この一年、メディアを賑わせてきたのは、シリーズ次回作『Bond 25』(第25作)でジェームズ・ボンドを演じる俳優が誰になるのかという話題。事の発端は Time Out が掲載したインタビュー記事だった。これまで4作でボンド役を演じてきたダニエル・クレイグが、次回作のことを今考えるのなら「手首を切ったほうがマシだ」と発言。これが事実上の降板表明と捉えられ、次のボンド役は誰なのかと騒がれ始めた。この発言は果たしてどこまでがクレイグの本心だったのか。本人のみぞ知るところだが(或いは自身でも分からなくなっていたのか…)、共演者も擁護していたように、心身ともに疲れ切った長期間に及ぶ撮影が終了した直後のインタビューであり、当時は頭を空にして休息したいという思いが支配的だったのだろう。

プロデューサーがダニエル・クレイグ続投を望む声は直接何度もメディアに取り上げられてきているものの、クレイグは前述の発言から一年を過ぎた今もボンド役を続投するか降板するのか態度を表明していないが、それは何故か(2015年の時点でクレイグはもう1作の出演契約が残っていることを語っていたのだが、2016年に入ったプロデューサー、マイケル・G・ウィルソンはクレイグとの契約はないと発言した。『Bond 25』のオプション契約が2015年内で期限切れになり、仕切り直しが必要となった可能性がある)。クレイグと制作側は良好な関係を継続していた模様で、クレイグが契約条件を釣り上げるため、サインを先延ばしにしているとは考えにくい。クレイグは降板の決意を早期に制作側へ伝えたが、引き留めたいプロデューサーらが説得に時間をかけてクレイグの心変わりを待っているのだろうか。

クレイグがもし既に降板を決めたすれば、その原因は「家族」かもしれない。クレイグの妻で女優のレイチェル・ワイズがボンド役に難色を示していることが伝えられている。クレイグは映画『ミケランジェロ・プロジェクト』をワイズの意向で降りたことが以前明らかとなったが、より大規模な007映画の撮影は約半年間。プリプロダクションやプロモーションも含めると、束縛期間は世界各地で長期に及ぶ。クレイグはワイズの映画撮影時、海外のロケ地へ出向いて幾度となく付き添っているが、二人の時間を重視する夫妻にとって、007映画への出演は大きな「障害」と言えなくもない。『007/スペクター』ではクレイグが足を負傷し手術を受けた。50歳近いクレイグがアクション映画に出演することへの不安も妻にはあるようだ。

ダニエル・クレイグがボンド役を辞めたとして、誰が七代目ジェームズ・ボンドを襲名するのか。これまでに有力候補者として挙げられているのは、トム・ヒドルストンやエイダン・ターナーら。留意すべきは、現状で時期ボンド役候補者について名前を具体的に報じているのは、タブロイド紙である点。自ずとその信憑性には疑問符が付く。一般メディアでもニュースとして取り上げているが、これらは基本的にタブロイドの後追い記事に過ぎない。クレイグに2作6800万ポンドの続投オファーと報じ話題を振りまいた件も、出所は英タブロイドの Daily Mail。同紙は一時期007映画に関して精度の高い独占スクープを量産していたが、当該記事は実績ある記者とは別人が書いたものだ。とは言え、タブロイド発の嘘のように思えるニュースが実は事実だった、ということもある。クレイグを選出した『007/カジノ・ロワイヤル』ではボンド役候補者リストに200人の俳優の名が連なっていたという。イギリスで活躍する30代男優ならそのほとんどが候補者になるのではないか。取り敢えず、人気俳優の名前を記事にしておけば、「嘘から出た誠」になる可能性はあるだろう。いずれにしても、様々な噂が飛び交うのはこの人気長寿シリーズならでは。振り回されないよう非公式情報を遮断する手もあるが、嘘か事実か分からない噂を楽む余裕と忍耐が007ファンには必要かもしれない。

ダニエル・クレイグは『007/スペクター』の宣伝終了後からメディアへの露出をほとんど避けてきたが、10月7日にニューヨークで行われるイベントでは、一年近く続いた長い沈黙を破り対談に応じる予定だ。この日クレイグの口から何が飛び出すのか。『007/慰めの報酬』でM(ジュディ・デンチ)は暴走したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)を任務から解こうとするが、最後のシーンで「戻って欲しい」と頼む。ボンドから返ってきた答えは「辞めた覚えはありません」。これこそ、クレイグ・ファンが今なによりも求めている台詞だろう。

007シリーズ配給会社は未定 ソニー・ピクチャーズのトム・ロスマン会長インタビュー

Deadline(2016年10月5日付)は、ソニー・ピクチャーズ映画部門会長トム・ロスマンとのインタビューを掲載しています。

この中で、ロスマン会長は時期007映画の配給に関するソニーの動きを尋ねられますが、直接的な返答を避けました。しかし、MGM側との交渉はまだ進んでいない模様です。

Deadlineでは、ソニーが007シリーズの配給を今後も狙っているのは明らかだとし、先日発表された同社と中国ワンダ・グループとの提携(作品毎の出資・マーケティング協力等)が、MGMへのセールス・ポイントになると見ているようです。