オバマ大統領 ソニー・ピクチャーズへのサイバー攻撃は北朝鮮の犯行と発表

Reuters(12月19日付)によると、アメリカのオバマ大統領は12月19日の記者会見で、米ソニー・ピクチャーズエンタテインメントに対するハッキングは北朝鮮が起こしたものだと断定し発表しました。このサイバー攻撃に対しオバマ大統領は、アメリカは適切な時期と方法で相応の対応をとるつもりであるとも語りました。ソニー・ピクチャーズが映画『The Interview』の公開中止を決め、結果的にハッカー側の要求を呑む形になったことに対しては、誤った決定とし、事前に相談して欲しかった、とも語っています。

ソニー・ピクチャーズのマイケル・リントンCEOはCNNとのインタビュー(12月19日付)で、映画館側が次々と上映中止を決めたため、『The Interview』のクリスマス劇場公開は中止せざるを得なかったと語りました。また、リントン氏はNPR(12月19日付)とのインタビューでは、現時点で協力企業が見つけられないとしながら、VODやネット公開の手段を模索中であることを明かしました。

一連のサイバー攻撃では、ソニー・ピクチャーズのコンピューター・システムから大量の機密情報が流失。その中には映画007シリーズ最新作『007/スペクター』(原題)の初期版脚本があり、制作会社イオン・プロダクションは脚本内容を公開する者に対して法的手段に訴える姿勢を示しています。

ソニーは2004年に映画007シリーズの著作権を有するMGMを投資会社と共同買収。ソニー・ピクチャーズは『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)と『007/慰めの報酬』(2008)はMGMと共同で製作・配給を手がけました。MGM売却後も『007/スカイフォール』(2012)と2015年11月公開予定の最新作『007/スペクター』(原題)の製作・配給に参加。その次回作『Bond 25』でもMGMとの協力関係を続けることになっています。