サム・メンデス監督 『007/スペクター』オープニング撮影を語る

アメリカ撮影監督協会(2015年10月30日付)が『007/スペクター』のサム・メンデス監督とのインタビューを掲載しています。

メンデス監督が『007/スペクター』の撮影監督にホイテ・ヴァン・ホイテマを指名するきっかけになったのは、『ぼくのエリ 200歳の少女』、『裏切りのサーカス』を観た後、『her/世界でひとつの彼女』のデジタルを使った美しさに惚れ込んだ為なのだそう。クリストファー・ノーランやスパイク・ジョーンズからも直接良い評価が聞けたので、ホイテマに決めたようです。

『007/スペクター』オープニングは、メキシコシティの街頭からボンドがホテルの部屋に入るまでノーカットですが、この理由については、イベントがリアル・タイムで起きていることを示し観客を映画の中に引き込む為で、直後のボンドに災難が起きることを仄めかしていると説明。当初はオープニングの10分間をノーカットで続けようと計画していたそうですが、さすがにそれは独善すぎると感じて止めたとのこと。

メンデス監督はフィルム、デジタルのどちらも特色がありそれぞれ好きだとのことですが、『007/スペクター』でフィルムの良さを再認識したらしく、今後もフィルムを使いたいと発言。デジタルも場合によって時折使っていくと語りました。

また、自身が影響を受け手本とする007映画として、『007/ドクター・ノオ』 、『007/ロシアより愛をこめて』 、『007/ゴールドフィンガー』の初期3作とロジャー・ムーアの『007/死ぬのは奴らだ』を挙げました。『007/ダイ・アナザー・デイ』の透明車はやりすぎだったとして批判しています。