ダニー・ボイルの『Bond 25』監督降板は配役とスタッフ人選が原因か

The Telegraph(2018年8月22日付)は、ダニー・ボイルが007映画次回作『Bond 25』の監督から急遽降板した理由を伝えています。

同紙が業界関係者から得た情報によると、キャスティングでトラブルが発生したようです。ダニー・ボイルはロシア人悪役にポーランド俳優のトマシュ・コットを望んだそうですが、007映画に登場する悪役として相応しくないと見なされたそうです。

ボイルの人選に反対したのがボンド俳優ダニエル・クレイグ。クレイグはキャスティングに関して絶大な権限を握っており、それはデビュー作『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)でエヴァ・グリーンを決めた時から続いているとのこと。これまでに全てのボンド・ガールの配役で重要な決断を下してきたそうです。

ボイルのアイディアを基にジョン・ホッジが執筆した脚本は、現代版の冷戦がテーマだったそうですが、このストーリーについてはクレイグやプロデューサー側に受け入れられていたとのこと。問題はボイルとクレイグがキャスティングで衝突したことであり、降板の公式発表時にプロデューサーに加えクレイグの名前を連ねたのは、ボイルがクビになったことを暗示しているようです。

また、別の業界関係者は、ダニー・ボイルがこれまでのスタッフを総入れ替えし、脚本家ジョン・ホッジをはじめとするボイル組の人材を連れ込んだことに、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリが激怒した、と語っているようです。

同紙は、『Bond 25』でこのままホッジ脚本が使用されるのか、それとも以前から出来上がっていたニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドの脚本が採用されるのかは不明だとしています。