ミシェル・ルグランさん死去 『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の音楽担当

BBC(2019年1月26日付)によると、フランスの音楽家ミシェル・ルグランさんがパリで亡くなりました。86歳でした。

ルグランさんは50年以上に渡る音楽活動で、『シェルブールの雨傘』(1964)など、200作以上の映画・テレビのスコア/ソングを作曲。

ルグランさんが作曲した、映画『華麗なる賭け』(1968)の主題歌『風のささやき』はアカデミー歌曲賞を受賞。この曲は、5代目ボンド俳優のピアース・ブロスナンが主演した同作のリメイク『トーマス・クラウン・アフェアー』(1999)でも再び使用されました。

その後、『おもいでの夏』(1971)、『愛のイエントル』(1983)ではアカデミー作曲賞を受賞。

1983年公開のショーン・コネリー主演007映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の音楽も担当し、ラニ・ホールの歌う同名主題歌を作曲。フランス語の同作挿入歌『愛のシャンソン』(『Une Chanson D’Amour』)は、ルグランさんが700人に及ぶ候補者の中から選んだというソフィー・デラが90人編成のオーケストラをバックに、文字通り愛を高らかに歌い上げる傑作となりました。

また同作のスコアも、映画の舞台となったバハマやコート・ダジュールなどの洗練されたリゾート地にマッチするジャズ・テイストに溢れた名曲揃い。モンテカルロのタンゴ・シーンで流れる『殺しのタンゴ』(『Tango To The Death』)も印象深い曲でした。