Jamaica Observer(2019年4月27日付)によると、ジャマイカのアンドリュー・ホルネス首相は、007映画プロデューサーがダニエル・クレイグ最終作をジャマイカで撮影する決定を下したことに対し、「国への賛辞であり大変な名誉」だと語ったようです。

原作者イアン・フレミングはジャマイカの別荘滞在中に007小説を書き上げており、映画シリーズ第1作『007/ドクター・ノオ』(1962)や『007/死ぬのは奴らだ』(1973)も同国でロケ撮影されています。ホルネス首相はこの歴史についても触れ、007映画は「ジャマイカに起源があるのは明らかだ」ともコメント。

首相は、007映画のロケ撮影を迎えることが、映画界におけるジャマイカの影響力向上の足がかりになる、と発言。首相は『Bond 25』をきっかけに映画ロケ誘致に弾みをつけ、国の経済に貢献させたいとの考えを示しています。

また、ホルネス首相は同国で制作発表のあった4月25日、以下のツイートをしています。

「ジャマイカの007を象徴する地で撮影する俳優とスタッフをジャマイカは心から歓迎いたします。ジャマイカを世界に披露するあなた方を、私達はこの美しいアイランドに歓迎します」

007シリーズ最新作『Bond 25』は本日(4月28日)、ジャマイカのポートランドで正式に撮影が開始される予定です。