RM Sotheby’sによると、カリフォルニア州モントレーで2019年8月15日に開催されるオークションに、ボンド・カー仕様のアストンマーティンDB5が出品されます。

『007/ゴールドフィンガー』(1964)撮影では、2台のアストンマーティンDB5を使用。その後、イオン・プロダクションが『007/サンダーボール作戦』(1965)公開時の宣伝用として、『007/ゴールドフィンガー』同様のガジェットが搭載されたDB5を追加で2台発注。今回出品されるのは、この宣伝用車両とのことです。

『007/ゴールドフィンガー』劇中利用車の1台は1997年に盗まれており、現存する『007/ゴールドフィンガー』公式ボンド・カー仕様車は3台のみ。

出品のDB5が搭載しているガジェット類は、オリジナル同様にケン・アダムやジョン・スティアーズがデザインを手がけ、アストンマーティン社が組み込んだもの。『007/ゴールドフィンガー』劇中仕様車よりも耐久性を高くしており、各ガジェットは現在も動作するとのこと。

出品に際して、初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーが次のようなコメントを寄せています。

「(ボンド・カー仕様の)DB5は凄い。フルカ峠のタイヤ・シュレッダーやこのDB5との宣伝ツアーが懐かしい。『007/ゴールドフィンガー』と『007/サンダーボール作戦』公開後は、どんどんアイコニックな存在になった。実は割と最近、自分も非常に良い状態のDB5を購入したばかりだ」


8/16追記
RM Sotheby’sによる8月15日開催のオークションの模様は公式サイトでライブ実況され、落札価格は580万ドル(日本円6億2350万円)となりました。


8/16追記
Aston Martin公式サイト(8月15日付)によると、(手数料込みと思われる)最終価格は$6,385,000とのことです。