The Hollywood Reporter(2019年11月6日付)は、特集号「Next Gen 2019」でカバー・ガールになっている『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ボンド・ガールのラシャーナ・リンチとアナ・デ・アルマスとのインタビューを掲載しています。

この二人とのインタビューは、同作の撮影終了日(10月25日)の約1週間前に、それぞれ別のホテルで実施された模様。

ラシャーナ・リンチは、2018年にバーバラ・ブロッコリがプロデュースしたロンドンの舞台に出演。閉幕後にブロッコリから出演の話があったそうです。

彼女が演じるノミ役は、フィービー・ウォーラー=ブリッジやキャリー・フクナガ監督と相談しながら進めたようで、ラシャーナは粗削りで過去のあるキャラクターを希望したとの事。

ノミがボンドから007のコードネームを受け継ぐとの噂の真偽に関してラシャーナは言及しなかったそうですが、同誌が得た情報によると、噂は正しいとの事。

ブラック女性が新007との情報が報じられた後、ネットのネガティブなコメントに囲まれました。しかし、これは自身に向けられたものではなく、アイディアに対する批判に過ぎないと捉え、乗り越えられたそうです。

アナ・デ・アルマスのボンド・ガール起用のきっかけになったかもしれない出会いは5年前。キューバ出身でスペインで女優をしていたアナがロサンゼルスへ着いて間もない頃。出演映画のプロデューサーに連れられ会員制クラブを訪れたところ、007プロデューサーのバーバラ・ブロッコリとサム・メンデス監督に紹介されたとの事。『Knives Out』撮影後にキャリー・フクナガ監督から電話が入り、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ではキューバが舞台の一つになる事、アナに合わせて脚本を作りたい旨を言われたとそうです。

アナは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の噂については、事実と嘘が入り混じっており、ベッド・シーンにコーチが雇われたとの話は嘘だと否定しています。

彼女が演じるパロマ役は、ボンドが単独ではできないことを手助けする、彼にとって道標のような存在との事。ロング・ドレスにハイヒール姿で行動するそうです。

二人は本作の世界宣伝ツアーに参加予定ですが、それまでは別の作品への出演があり、忙しいそうです。

ラシャーナが新年から撮影する次作はコミックが原作のテレビ・シリーズ『Y』。全てを支配する女性たちと一人だけ生き残った男を描く文明壊滅後のストーリー。

アナは本作終了直後にベン・アフレックと共演するエロティック・スリラー『Deep Water』の撮影に入るとの事です。

なお、同誌は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の製作費を、2億5千万ドルと明記しています。