Yahoo Movies UK(2019年11月6日付)は、マーティン・キャンベル監督とのインタビュー記事を掲載しています。
この中でキャンベル監督は、ジェームズ・ボンド役のキャスティングのプロセスを「非常に民主的だ」と解説。スクリーン・テスト用の専用セットが作られ、1日がかりで詳細なテストが行われるそうで、それが終わるとキャンベル監督、二人のプロデューサー、キャスティング・ディレクターが話し合い、基本的には挙手が求められるとの事です。
『007/ゴールデンアイ』(1995)の際には、初めからピアース・ブロスナンありきだったそうです。2〜3人と形式的なミーティングを済ませたものの、彼を含めて誰のテストも実施しなかったとの事。
一方、『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)の場合では、8人ほどの俳優をテストしたとの事。バーバラ・ブロッコリはダニエル・クレイグを強固に推して譲らない姿勢だったそうです。
クレイグ引退後のボンド俳優について尋ねられると、女性については否定的ですが、ブラック・ボンドは有り得る旨をコメントしています。