Variety(2020年1月6日付)によると、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の音楽を担当していたダン・ローマーが辞任となり、後任にハンス・ジマーが就いたようです。

ハンス・ジマーは西ドイツ出身。過去の007シリーズ作曲家は、イギリスもしくはアメリカ出身者がほとんどで、フランス出身が1名のみです。

ダン・ローマーは昨年12月に降板したとのことで、「創造上の相違」が理由の模様。映画007シリーズの作曲家がポスト・プロダクション中に交代するのは、今回が初。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は英・米で4月上旬の公開予定。このスケジュールに合わせるため、レコーディングを2月中旬頃までに終わらせる必要があるそうです。

時間的余裕が無いため、ハンス・ジマーはベンジャミン・ウォルフィッシュやローン・バルフェといった、過去にも共同作業を行った作曲家の協力を必要としている可能性があるとのこと。

なお、007シリーズ5作で音楽を担当したデヴィッド・アーノルドは、ダン・ローマーの後任として誘われなかったそうです。


1/14追記
007シリーズ公式Twitterは1月13日、キャリー・フクナガ監督のコメントと共に、ハンス・ジマー登板を正式発表しました。


1/14追記
007.com(同日付)では、プロデューサーのコメントも掲載しています。