映画007シリーズ公式Twitterは2020年1月14日、最新第25作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』テーマ・ソングのシンガー・ソングライターにビリー・アイリッシュが選ばれたと発表しました。アイリッシュは既に兄のフィニアス・オコンネルと共同で作詞・作曲の作業を終えています。

ビリー・アイリッシュのコメントは以下のとおりです。

「007映画に加われたことはあらゆる点でクレイジーな気がします。このような伝説の映画のシンガー・ソングライターになれるのは大きな名誉です。007は歴史上最高の映画シリーズです。まだ衝撃から抜け出せません」

ビリー・アイリッシュは2001年12月18日ロサンゼルス生まれ。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』公開時点で18歳。映画007シリーズのメイン・タイトル担当歌手の中では最年少で、10代での起用は史上初。アメリカ出身者として11人目、女性リード・ボーカルとしては14人目。シンガー・ソングライターの手がけるタイトル・ソングとして10作目となります。

アイリッシュの『bad guy』は、1月12日に放送が開始された日本テレビ系日曜ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』の主題歌として使用されています。

007映画の主題歌を手がけることは多くのアーティストにとっても名誉とされており、本作でも名だたるシンガーが意欲を示してきました。中でもエド・シーランは本作向け主題歌をオファーのないまま勝手に制作。ポール・ウェラーとノエル・ギャラガーの2人は共作を完成させて2018年に提出したことを明らかにしていました。007映画では著名アーティストにオファーを入れても、楽曲の出来具合によって却下することが多く、前作『007/スペクター』ではレディオヘッドの候補曲『Spectre』が不採用となっています。

ビリー・アイリッシュ公式サイト
https://www.billieeilish.com/

ビリー・アイリッシュ公式Twitter
https://twitter.com/billieeilish

ビリー・アイリッシュ公式Instagram
https://www.instagram.com/billieeilish/

ユニバーサルミュージックジャパン公式サイト
https://www.universal-music.co.jp/billie-eilish/


1/15追記
007シリーズ公式サイトは1月14日、ビリー・アイリッシュ起用の記事を本人や関係者らのメッセージと共に掲載しました。この中でプロデューサーの二人は、アイリッシュの楽曲をパワフルなもので、感情に溢れた映画のストーリーに沿っている旨をコメント。兄のフィニアスは007映画主題歌は兄妹にとって生涯の夢だったとし、『007/ゴールドフィンガー』や『007/死ぬのは奴らだ』がお気に入りの様子。キャリー・フクナガ監督はビリーとフィニアスの大ファンなのだそうです。