The History Pressから『Raising an Eyebrow』が2020年1月27日、出版されます。
著者はロジャー・ムーアの秘書を2002年から亡くなる2017年まで務めたガレス・オーウェン。秘書時代を振り返り、ムーアの人柄を多彩なエピソードで紹介するものです。
発売に先立ち、Daily Mail Online(1月25日付)が一部を抜粋し掲載。
ムーアにはジェームズ・ボンド役引退後も007に関連した様々な仕事のオファーがあったとのこと。積極的に受けていたようですが、イタリアのトーク番組は話が長すぎると、嫌っていたそうです。
一方、映画やテレビドラマ出演にはあまり乗り気でなかったらしく、送られてきた台本の99%はくだらない内容だと却下。
断ったオファーの中には、ベネディクト・カンバーバッチ主演『SHERLOCK/シャーロック』のクリスマス・スペシャルも。出演には興味を示したようですが、台本を読むと台詞は一行だけ。自宅からロンドンへの移動には5時間を要したとのことで、時間の無駄だと考えたようです。
2週間ほどの撮影で100万ドルのギャラが提示されたスペイン映画もありましたが、台本には最初の登場場面から過激なセックスが描かれており、辞退。
ロジャー・ムーアは2017年5月に89歳で死去。生前にどんな人物として人々の記憶に残って欲しいか問われると、「世界最高齢者」と語っていたそうです。