Complex(2020年2月3日付)は、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のセット訪問記事を掲載しています。

同誌記者は、パインウッド・スタジオを2019年10月下旬に訪れ『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の撮影を見学。その日は屋外撮影最終日だったとのこと。それより少し前にダニエル・クレイグは新しいガンバレル・シークエンスを撮影していたのだそうで、今作のガンバレルは冒頭に付けられる模様。

クレイグ=ボンド作品では、変則的な『007/カジノ・ロワイヤル』以降、毎作ガンバレル・シークエンスが新たに取り直されており、これでクレイグの5作は全てバージョンの異なるガンバレルを使うことになります。

インタビューに応じたバーバラ・ブロッコリによると、ラシャーナ・リンチの演じているノーミは、軍隊での活動経験があるキャラクター。当初から女性とされていたものの、特定の人種は設定していなかったのだそう。ブロッコリがラシャーナの舞台を観劇し感銘。起用が決定したとのことです。

彼女が新007になるとの噂に関して、ブロッコリは肯定も否定もせず、観客の反応が楽しみだ、とコメント。また、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はジェームズ・ボンドの感情的な旅路を描くとのことで、過去4作の集大成になるとのこと。完結編となるクレイグ=ボンドの5作目には満足しているそうで、「これでダニエルは最後」とも語っています。

なお、同誌はキャリー・フクナガ監督やラシャーナ・リンチ、アナ・デ・アルマスの新しい舞台裏写真なども公開しています。