米雑誌Interview(2020年4月20日付)は映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のキャリー・ジョージ・フクナガ監督とのインタビューを掲載しています。

インタビュー時期は、11月への公開延期が発表される前の模様。映像編集の作業が完了し、音響の作業に取り掛かろうとするタイミング。

フクナガ監督が007映画のファンになったのは『007/カジノ・ロワイヤル』を観てからとのこと。それ以前に熱中していたのは映画ではなく、いとこの家で遊んだ任天堂ゲームの『ゴールデンアイ007』だったそうです。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に女性ダブル・オー・エージェントを登場させる案はプロデューサーのバーバラ・ブロッコリの提案だったのだそうで、『007/ダイ・アナザー・デイ』のジンクスを主人公にしたスピンオフ映画の計画があったことは今作でブロッコリと働き始めてから知ったとのこと。

ダニー・ボイル監督辞任後は劇場公開が2019年11月から2020年2月へ延期されました。フクナガ監督は十分な時間がないと、さらなる延期を求め、その結果4月公開が決定したそうです。

また、フクナガ監督は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の当初案を披露。前作『007/スペクター』でジェームズ・ボンドがブロフェルドの拷問を受けた後の話は、全てがボンドの頭の中で起きた出来事……との設定を思いついたそうです。そして今作でも、第2幕終了まで空想が続き、拷問のあったブロフェルドの基地内で全ての物語を進ませることを考えたとのことです。


4/21追記
一部加筆しました。