Variety(2020年4月24日付)によると、COVID-19流行の影響のため、MGMが解雇を行ったそうです。

MGMは全部門を対象に4月24日、社員約50人を解雇(レイオフ)。これはMGMが抱える社員750人の約7%にあたるとのこと。

またMGM傘下の配給会社United Artists Releasing(UAR、ユナイテッド・アーチスツ・リリーシング)では、社員80人のうち3分の1が一時帰休扱いになったそうです。

両社はこれに加え、経営幹部の報酬削減も実施する模様。

MGMとUARは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を2020年4月に劇場公開する計画で、各種宣伝を開始していました。しかし、COVID-19流行によって公開時期を11月へ変更。これによる損失は3千万ドルに及ぶとのこと。

UARの一部社員は、キアヌ・リーブス主演映画『Bill & Ted Face the Music』公開に合わせ、夏頃に戻る模様。なお、米国における「一時帰休(furlough)」は、必ずしも復職が保証されたわけではないようです。

UARをMGMと共同経営するアンナプルナ・ピクチャーズでも、経営幹部らの解雇が既に行われています。