The Sun(2020年5月15日付)によると、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の製作費は約2億ポンドと、シリーズ最高額を記録したようです。

この数字は「B25 Limited」が2020年4月に当局へ提出した財務諸表から明らかになったもの。2019年に掛かった製作費は199,472,744ポンドと記されています。

また、シリーズ前作で第24作の『007/スペクター』は1億8千2百万ポンド、第23作『007/スカイフォール』は1億3千8百万ポンドだったようです。

「B25 Limited」はイオン・プロダクションの完全子会社。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』専門の制作会社で、財務処理の効率化などを目的として設立されたと思われ、実態はイオン・プロそのものです。

イオン・プロは同様に『007/カジノ・ロワイヤル』制作時に「Casino Royale Productions」社を、『007/慰めの報酬』では「B22」社、『007/スカイフォール』では「B23」社、『007/スペクター』では「B24」社を設立しましたが、「B24」社以外は既に解散させています。