イギリスの不動産会社Beauchamp Estatesが、過去にMI6本部が置かれていたアパートの部屋を550万ポンドで売りに出しています。
このアパートが入る建物は、ロンドンのWhitehall Court(ホワイトホール・コート)。映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』予告編では、建物前にグレーのスーツを着たジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)がアストンマーティンV8を駐車し、国防省ビルへ向かう様子が確認できます。
現在、建物内にはザ・ロイヤル・ホースガーズ・ホテルなどが入っていますが、今回売り出し中の物件は、3フロア構成のペントハウスのアパート。寝室はマスター・スイートの他に、スイート2部屋。ダイニング・キッチン、ゲスト用クロークルーム、レセプション・ルームなどの他にライブラリーやルーフテラスも。
Daily Mail Online(2020年8月7日付)によると、20世紀初頭の数年間、この建物の上層階にはMI6本部が設置されており、初代長官マンスフィールド・スミス=カミングがここで執務しながら住居としても利用。物件の8階にあるレセプション・ルームではスミス=カミングがスパイたちにブリーフィングを行っていたそうで、建物には記念のブルー・プラークも掛けられています。