The Guardian(2020年9月10日付)によると、英女優のダイアナ・リグさんが9月10日、イギリスの自宅で亡くなりました。82歳でした。3月にガンの診断を受けていたとのことです。
ダイアナ・リグさんはジョージ・レーゼンビーがジェームズ・ボンドを演じた映画007シリーズ第6作『女王陛下の007』(1969)にメインのボンド・ガール、トレーシー(テレサ・ディ・ヴィンセンゾ)役で出演。シリーズ全24作中、ボンドと結婚した唯一のボンド・ガールとして知られています。
ボンド・ガール就任前にはスパイ・テレビシリーズ『おしゃれ(秘)探偵』(原題:The Avengers)に出演。1965年から1968年にかけて放送された全51話でエマ・ピール役を演じ、人気を博しました。
1994年には「デイム」の称号を授かっています。
ダイアナ・リグさんの一人娘、レイチェル・スターリングも女優。『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)のボンド・ガール・オーディションに参加し、終盤選考まで残っていました。
007シリーズでメインのボンド・ガールを演じた女優が亡くなるのは、クロディーヌ・オージェ(『007/サンダーボール作戦』)さん、オナー・ブラックマン(『007/ゴールドフィンガー』)さんに続いて3人目となりました。