映画007シリーズ公式ポッドキャスト『No Time To Die: The Official James Bond Podcast』の第1エピソード、『Bond in Context』が2020年9月30日に配信開始されました。
プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンは007シリーズは常にコンテンポラリーだとコメント。今作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』には、『女王陛下の007』や『007/カジノ・ロワイヤル』の様なエモーショナルなドラマ要素があると説明。
同じくプロデューサーのバーバラ・ブロッコリは、007映画のヒロイズムは色褪せないと語り、クレイグ=ボンドの集大成となる今作にはフレミングの原作に書かれたセリフが引用されていると明かしました。また、ダニエル・クレイグにとって最後の出演作だと明言。以前はクレイグ降板を考えたくもない様子でしたが、吹っ切れた様子です。
脚本家コンビのニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドは007映画の書き方について、事前に時事問題をリサーチし、そこから起こり得ることを予測し反映させるとのことで、今作もその手法をとっているとのこと。
ダニエル・クレイグは、『007/カジノ・ロワイヤル』台本を読む前は、ボンド役をやるつもりがなかったとのこと。プロデューサーに対し、歴代のボンド役の様には演じられず、自分がやるとしたら全く新しくやり直しになると語ったところ、それが我々の求めていることだと言われたのだそう。
マドレーヌ・スワン役のレア・セドゥは、今作が前作『007/スペクター』よりもエモーショナルで、モダンなラブ・ストーリーになっていると語っています。
キャリー・フクナガ監督は、ブロフェルド続投の理由について、彼はシリーズにとってアイコニックなキャラクターであり、前作のラストのまま終わらせるわけにはいかなかったと説明。
ラシャーナ・リンチは、自身の演じるダブルオーのノーミは最新技術に精通しており、ボンドよりも先行していると説明。
タナー役のロリー・キニアは自分の出演作では時事問題が反映されてきたと解説。
ナオミ・ハリスは、『007/スカイフォール』で登場したマネーペニーは今の女性像を描いており、嬉しかった旨を語りました。
次の第2回は『Bond Around The World』と題し、ロケ地がテーマになるようです。