Billboard(2020年10月2日付)によると、音楽プロデューサーのマーク・ロンソンが映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌候補曲を制作していたようです。
この曲『No Time To Die』はマーク・ロンソンとイルジー・ジューバーが共作し、ジューバーが歌っている模様。
デモ音源は、10月2日に24時間限定で公開された、様々なアーティストによる全77曲で構成のコンピレーション『Good Music to Avert the Collapse of American Democracy, Volume 2』に収録されました。
マーク・ロンソンは同日、完成した曲を改めてリリースしたい旨をツイートしています。
詳細は不明ですが、デモ音源はイオン・プロダクションのプロデューサーへ提出後、却下されたものと思われます。
なお、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のスコアを作曲し、ビリー・アイリッシュの同名主題歌のオーケストレーションも担当したハンス・ジマーは、複数アーティストが提出した主題歌候補曲の選考に携わったことを明かしています。
ロンソンは『007/慰めの報酬』(2008)でも主題歌をエイミー・ワインハウスと協力し制作。しかし、期限内に完成できず、最終的にジャック・ホワイトとアリシア・キーズが担当しました。
007シリーズの主題歌は、シンガー・ソングライターの台頭に伴い、複数アーティスに競わせる傾向が強まってきました。
前作『007/スペクター』では当初、ダニエル・クレイグがファンだったレディオヘッドの提出曲が主題歌として暫定的に決定しましたが、オリジナル曲ではないことが判明したため、結果的にサム・スミスの曲が採用。レディオヘッドは2回目に提出した候補曲を後に正式リリースしています。