ファンサイト『Commander James Bond France』が、10月発売の仏雑誌Première特集号に掲載されたキャリー・ジョージ・フクナガ監督のインタビュー内容を紹介しています。
フクナガは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の監督就任オファーを受けた直後、尊敬するダニー・ボイルへメッセージを送り、激励の返事を受けとったとのこと。
その時点では監督業に専念し、脚本は担当しないつもりだったそうです。別に脚本家を雇ってほとんどの作業を任せたいとも考えていたそうですが、時間的余裕などの様々な理由から、フクナガが自身で行うことに。2018年9月から2019年1月にかけては、抜本的な見直しが行われた模様。
脚本家としてのクレジットは、ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド組が先頭になっていますが、実質的にはフクナガ監督が主導的役割を果たしたとのこと。
また、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリやマイケル・G・ウィルソンは協力的だったと回想。監督と意見の相違が生じても頭ごなしに否定することはなく、いつも話し合いで解決された旨を語っています。
なお、バーバラ・ブロッコリはダニー・ボイルの監督辞任についてコメント。プロデューサーらとボイルのアイディアはあまりにも違いすぎたのだそうで、両者間の溝は最後まで埋まらなかったようです。
ラミ・マレックは、出演契約にサインした時点で、自分の演じるサフィンのキャラクターの中身をほとんど知らなかったそうです。しかし、007映画の悪役オファーを断る訳にはいかなかったとのこと。完成した作品は未見なのだそうで、どんな仕上がりになっているのか分からないそうです。