British GQ(2020年10月26日付)は、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で悪役サフィンを演じるラミ・マレックとのインタビューを掲載しています。
インタビュー全編の動画はYouTubeにて視聴可:
Rami Malek: ‘Playing Safin was not psychologically easy for me’
マレックはロサンゼルスからリモートでイギリスの会場に参加。インタビューの実施時期は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の2021年4月への公開延期が発表された後。
ラミ・マレックがキャリー・ジョージ・フクナガ監督から『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の悪役に誘われたのは『ボヘミアン・ラプソディ』公開前だったとのこと。その時点で脚本は仕上がっておらず、サフィンの役柄については監督と話し合いながら共に創り上げることができたのだそうで、これは幸運だったとコメント。
サフィンを演じる際には火傷跡のようなメイクが施されていますが、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグがメイク姿のマレックを初めて見た時には、一瞬たじろいだとのこと。
マレックのパインウッド・スタジオ撮影第1日は、予告編にも登場している日本風の庭のセット。ケン・アダムのデザインを彷彿とさせるこのセットなどに見られる東洋の影響は、日系アメリカ人のフクナガ監督がもたらしたそうです。
サフィンとボンドが対峙する一部シーンでは、キャラクターを活かす為の演技をどうすべきか迷いがあったらしく、マレック、クレイグに加え、フクナガ監督やプロデューサーも交えて長時間の試行錯誤をしたとのこと。最後に皆が納得できる形に落ち着くと、感激したクレイグはマレックをハグしたそうで、カクテルのネグローニを作ってくれたようです。
なお、サフィンはかつてスペクターの一員だった模様。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』予告編では、スペクター首領ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)が、敵の敵であるボンドに手を組もうと持ちかけるシーンがあります。