The Times(2020年10月31日付)は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のQ役ベン・ウィショーとのインタビューを掲載しています。
ロンドンでのインタビュー時期は9月下旬か10月上旬。COVID-19流行による『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の2度目の公開延期が発表される数日前とのこと。
レストランに姿を見せたベン・ウィショーは、少し痩せた様子。最近になって肉を食べないことにしたのだそうです。
ウィショーが公開延期を知ったのは、バーバラ・ブロッコリからのテキスト・メッセージで。詳しい説明は結局なかったとのこと。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のストーリーについて話すことは難しいとのこと。そもそも話すことは許されていないそうですが、それとは別に、ウィショーは完成版の台本を最後まで渡されず、自分の出演部分も物語の順番通りに撮影されなかったとのこと。同作の内容を今も完全に把握できていない様子です。
ウィショーは台本が部分的にしか与えられなかった理由について尋ねられると、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の撮影は難しいものだったとコメント。スケジュールが詰まっている状況で、キャリー・フクナガ監督は即興的な手法を積極的にとったのだそうです。秘密保持の意識なら毎作あるとのことで、今作においては監督による現場での頻繁な変更が、フル台本なしの状況を作り出してしまったようです。