British GQ(2020年11月3日付)は映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の悪役サフィンを演じているラミ・マレックやキャリー・フクナガ監督などとのインタビューを掲載しています。

ラミ・マレックは9月21日、ロサンゼルスにあるホテルからリモートでインタビューに参加。この日はホテル内で『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の舞台裏コメンタリーのレコーディングをしていたとのこと。今後発売されるブルーレイ特典として使われるのかもしれません。

インタビュー当日、「『007/ムーンレイカー』悪役のマイケル・ロンズデール死去」のヘッドラインが流れことを受け、自分の時も同様に『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のサフィン役として人々の記憶に残ることを望む旨をコメント。

子供の頃に007映画をビデオで観ていたマレックには、『007/ドクター・ノオ』のドクター・ノオが最高の悪役なのだそう。今作のサフィンが実はノオだとのネット上の噂については承知しているとのこと。真相は「観ればわかるよ」と語りませんでしたが、衝撃の内容なのだそうです。

マレックがキャリー・フクナガ監督と知り合うことになったのは、『ボヘミアン・ラプソディ』公開前。お互いの恋人が友人同士だったのだそうです。お陰でフクナガもマレックにサフィン役をオファーしやすかった模様。

『Mr. Robot』の撮影を18時間続けた後、わずかなスケジュールの合間に10時間のフライトでノルウェーへ飛んだマレック。そのまま眠る間もなく『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』撮影に終日臨んだそうです。

キャリー・フクナガ監督はサフィンが氷上で少女を追いかけるノルウェーのシーンを振り返り、マレックが「大丈夫? 調子はどう?」と少女役に優しく声を掛けていた様子を披露。しかしカメラが回りだす度に恐ろしい顔をして襲いかかるサフィンへ戻るマレック。監督にはそれが愉快な場面だったようです。