Variety(2020年11月9日付)によると、MGMの取締役会会長を務めるケヴィン・ウルリッチが、女性から性的暴行の被害で提訴されていたようです。

ケヴィン・ウルリッチ(Kevin Ulrich)はMGMの最大株主である投資企業Anchorage Capital GroupのCEO。2018年にMGMからゲイリー・バーバー会長兼CEOを追放。その後、同社は現在に至るまでCEO職不在となっていますが、ウルリッチが実質的にMGMのトップとして舵取りを行ってきました。

そのウルリッチは、2019年に性的暴行を受けたとして、女性から今年6月に提訴されていた模様。しかし、翌月にこの訴えは取り下げられたとのこと。

裁判中止となっているため、この件の詳細は明らかになっていないようですが、疑惑のかかったケヴィン・ウルリッチの去就とMGMの行く末が注目されます。

#MeToo/Time’s Up旋風が巻き起こっているハリウッドではワーナー・ブラザースのケヴィン・ツジハラや、NBCユニバーサルのロン・マイヤーなどのメジャー・スタジオ経営陣らが、女性との不適切な関係が原因で会社を去っています。