映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の劇場公開スケジュールに暗雲が立ち込めているようです。

Variety(2020年12月1日付)によると、過去最悪となる新型コロナウイルス感染者数を記録したカリフォルニア州では、外出禁止令が検討されるほど追い詰められており、全米の映画館6割以上が休業しているとのこと。

ハリウッドの専門家らは、ワクチンを考慮に入れたとしても、COVID-19流行の状況が2021年1月までに劇的に改善する可能性は低いと分析しているようです。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の劇場公開は、コロナ禍で2020年4月から同年11月へ延期。再度の延期により、現時点では2021年4月の予定。

しかしハリウッドでは、映画の公開スケジュールがこの先もしばらく流動的になると考えられている模様で、Varietyは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』もまた延期となる可能性がある、と指摘。007映画のコアな観客はパンデミックの最中に劇場を避けたがる比較的高い年齢層であり、MGMの支援企業は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が大作映画の先陣を切って公開されることに警戒心を抱いている、とのことです。