映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で英国女優ラシャーナ・リンチが演じるキャラクター、ノーミのコードネームは「007」と「003」なのかもしれません。

ファンサイト『James Bond Nederland』(2020年12月9日付)は、イオン・プロダクションの承認を受け先日出版されたボンド・カー歴史本『Bond Cars: The Definitive History』の内容を一部抜粋して掲載。

この中で『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場するアストンマーティンDBSスーパーレッジェーラは、MI6が「エージェント003」であるノーミに支給した車、と明記されています。

このスーパーレッジェーラでノーミとジェームズ・ボンドはノルウェーのNATO空軍基地まで走り、Qが待ち構えているC-17輸送機に搭乗。サフィンとの対決に向かうとの事です。

イオン・プロはノーミがMI6のダブルオー・エージェントと公式発表していますが、彼女の番号は未だに伏せられたまま。

ラシャーナ・リンチは複数のインタビューの中で、「ノーミ=007」とのニュースが流れた為にバッシングを受け苦慮した旨を語っており、文脈からノーミが007であることを認めているように思えますが、明言は巧みに避けてきました。

一方で、2020年9月に公開されたスペイン語やイタリア語吹替版の予告編では、引退中と思われるボンドが電話の中でノーミらしき女性のことを「007」と呼ぶ場面も。

また、公式情報では今作でもジェームズ・ボンドは「007」。

仮に前述の本や予告編の台詞のどちらも正しいとすれば、ノーミは引退したボンドに代わり新「007」として活躍。ボンドがMI6に復帰するとノーミは「003」に変更となり、ボンドが再び「007」のコードネームを取り戻す筋書が考えられます。

なお、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場するアストンマーティン・ヴァルハラは、当初「AM-RB 003」と呼ばれていました。