Varietyが2020年12月17日に開催したバーチャル・イベントにビリー・アイリッシュ、フィニアス、ハンス・ジマー、ジョニー・マーらがリモート参加し、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』主題歌の制作過程について語りました。

当初、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』作曲家の座にはダン・ローマーが就いていましたが、途中で降板。替わりにハンス・ジマーが参加したのは2019年12月だったそうです。その時点でアーティスト側から非常に多くの主題歌候補曲が提出されていたとのこと。

オーケストラのアレンジはマット・ダンクリー版、ハンス・ジマー版、二人のミックス版の3種類が作られ、フィニアスはそれぞれから気に入った部分を選んで加えたそうです。

ジマーの意向により、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』主題歌は映画の初めだけでなく、全体を通して流れるとのこと。この主題歌は物語の一部、との位置付けなのだそうです。

ビリー・アイリッシュとフィニアスは、今作がダニエル・クレイグにとって最後の007映画であることがプレッシャーだったとし、その花道を飾るに相応しい主題歌を作ろうと心がけたとのこと。

ダニエル・クレイグも主題歌の出来をかなり気にしていたそうで、完成した時には朝8時に主題歌プロデューサーのスタジオを訪問、何度も繰り返し再生してチェックしていたそうです。