Variety(2021年4月30日付)によると、ポール・ハギスは破産の瀬戸際まで追い込まれているようです。

2017年にハギスはパブリシストを務めていた女性から、性的暴行の被害を受けたと民事訴訟を起こされました。合意があったと主張するハギスの反訴は、裁判所が既に却下。

一連の訴訟で裁判関連費用が2百万ドル近くまで膨らみ、ニューヨークの自宅を担保にお金を借りたとのこと。

映画プロデューサーや投資家からは、嫌疑が晴れれば仕事をしたいと言われているそうですが、被告の立場となっている今のハギスは収入源を絶たれている模様。

このためハギス側は早く審理を進めるよう裁判所へ求めているものの、コロナ禍で遅れているそうです。

ポール・ハギスは『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)と『007/慰めの報酬』(2008)の脚本家。後者では脚本だけでなく監督のオファーもあったようですが、ハギスは辞退しています。