Variety(2021年7月8日付)によると、マシュー・ヴォーンが新たなスパイ映画『Argylle』シリーズを立ち上げるそうです。
Ellie Conway著の原作本は2022年に出版。映画はヨーロッパにて2021年8月撮影開始され、第1作は2022年公開予定。少なくともシリーズ3作を製作する計画。
映画はアメリカ、ロンドンなど世界各地を飛び回るスーパー・スパイ、Argylleの活躍を描きます。
『Argylle』について、プロデューサーも兼任するマシュー・ヴォーン監督は、1950年代に出版されたイアン・フレミング原作本以来となる、素晴らしいオリジナルのスパイ・シリーズである旨をコメント。これはスパイ映画のジャンルを刷新するだろう、とも語ったようです。
主演にヘンリー・カヴィル。他の出演者はサム・ロックウェル、ブライス・ダラス・ハワード、ブライアン・クランストン、キャサリン・オハラ、ジョン・シナ、007映画悪役出演を長年希望していたサミュエル・L・ジャクソン。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌を希望していた歌手のデュア・リパも本作で映画女優としてデビューし、主題歌とスコアを同時に担当。
マシュー・ヴォーンはMGMによって『007/カジノ・ロワイヤル』監督に推薦されましたが、プロデューサーが却下。その後は007映画に強い影響を受けたスパイ映画『キングスマン』シリーズを立ち上げていました。
ヘンリー・カヴィルも『007/カジノ・ロワイヤル』時の新ジェームズ・ボンド役オーディションで最終候補となりましたが落選。その後は次期ボンド役への意欲を度々示してきました。しかし、007との競合が予想されるスパイ映画シリーズに続けて主演するのであれば、7代目ボンドに選ばれる可能性は極めて低くなると思われます。