映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はアメリカで2021年10月8日に劇場公開される予定ですが、その際は同時配信されない模様です。
同作をアメリカで配給するMGM傘下のUnited Artists Releasing公式サイトが掲載した新ポスターには「Only In Theaters October」の表記があり、10月に劇場でのみ公開されることを示しています。
COVID-19流行前のアメリカの大作映画は、映画館側との取り決めにより、一般的に劇場公開開始後、約75日後以降に配信を、90日後以降にディスク販売をスタート。前作『007/スペクター』も2015年11月8日に劇場公開、その77日後にデジタル配信開始、95日後にブルーレイ&DVDが発売されていました。
その後、コロナ禍でこのウィンドウが見直しに。配給会社によって期間は17日間、30日間、45日間などと短縮。劇場公開と同時配信される作品も出てきました。
Amazonに買収されるMGMが今後どのような戦略でウィンドウを設定するのか不明ですが、少なくとも『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が10月中に配信されることはなさそうです。