Variety(2021年8月16日付)によると、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の劇場公開は、再度延期となる可能性があるようです。
現時点での同作公開スケジュールは、イギリスが2021年9月30日、日本が10月1日、アメリカは10月8日。
アメリカではCOVID-19のデルタ株が猛威を振るっており、その為に最近劇場公開された映画の興行成績も芳しくないようです。
ソニー・ピクチャーズは9月24日公開予定だった『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』を、8月に入って、10月15日へ延期すると発表。パラマウント映画の『Clifford the Big Red Dog』は9月17日の公開予定でしたが、新公開日を設定できないまま、延期となりました。
Varietyは、今後焦点になるのはMGMの『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、パラマウントの『トップガン マーヴェリック』、ディズニー/マーベルの『エターナルズ』の3大作だと指摘。
映画会社からの内部情報として、各社は今後2・3週間以内に、秋作品を予定通り劇場公開するか延期するかの最終決断を下すことになる、とも伝えています。
COVID-19流行を背景に『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の英米公開日が延期されたのは、これまで3度。コロナ以前の分も含めた場合、同作は既に5度延期されています。
なお、元記事投稿から数時間後、Varietyは別記事で、ソニーが『Hotel Transylvania: Transformania』の劇場公開を断念し、Amazonへの売却交渉を進めていると報じました。直前まで同作は10月1日の劇場公開予定でした。