Variety(2021年9月2日付)によると、ハリウッドでは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』劇場公開再延期の可能性が懸念されているそうです。
パラマウントの『トップガン マーヴェリック』は最近まで11月公開予定でしたが、COVID-19のため、9月に入って2022年5月への延期が発表。
興行業界では、2021年内に予定されている他の複数の大作映画も、堰を切ったように再延期されるのではないか、との懸念が広まっているそうです。
同時配信のオプションがなく、劇場のみでリリースされるMGMの『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』についても、劇場へ相当数の観客を呼び込めない状況であれば、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』も再延期せざるを得なくなるかもしれない、と関係者は考えているとのこと。
コロナ禍で劇場公開したユニバーサルの大作映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の世界興収は約7億ドル。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』がこの程度の興収なら悲惨だ、とも指摘されています。
ただし、現状でMGMは2021年10月8日の全米公開スケジュールを変えるつもりはない様子です。
なお、コロナ禍で最初に『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』延期が公式発表されたのは、イギリス公開日の29日前でした。