The Observer(2021年9月12日付)は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のノーミ役ラシャーナ・リンチとのインタビューを掲載しています。

ラシャーナ・リンチは1995年からプロデューサーのバーバラ・ブロッコリへ何度かオーディション・テープを送ってきたとのこと。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のオーディションでは、ダニエル・クレイグとの読み合わせがあったほか、最後にはスタント&武器チームの指導で、銃さばきのルーティーンも教えられたのだそうです。

ノーミはジェームズ・ボンドと対等な能力を持つ役柄とのこと。リンチと脚本家のフィービー・ウォーラー=ブリッジは共にノーミのキャラクター設定を深堀。体重で悩んでいた過去、ボーイブレンドとのトラブル、生理などの背景についても話し合ったそうです。

2019年には、ボンドに変わってラシャーナ・リンチの演じるノーミが007のコードネームを継承する旨のニュースが流れました。ポジティブな意見が多かったそうですが、踏み入れることの許されない領域が黒人にあった時代を彷彿とさせるような、悪い噂も耳にしたとのこと。ノーミがこの世界を少しでも変えられたら、と考えているようです。

なお、詳細は不明ですが、今後の007映画にも、ラシャーナ・リンチが再び出演する可能性が残っているようです。