映画ナタリー(2021年10月7日付)は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で東京・西日暮里にある森田畳店の畳112枚が使用されている、と伝えています。

同サイトの取材によると、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の美術担当者から畳や建具を使いたいと問い合わせのメールが来たとのこと。

同店では1999年から畳を輸出。H&Mのコレクションでも使用されたことを自社サイトに載せた後、連絡が入ったそうです。

同店から当サイトが得た情報によると、畳の素材は熊本県産の天然イグサ。畳ヘリは、黒色のコットン。発注サイズはW900mm x L1800mm x T30mmなのだそうです。

発送先はイギリスのパインウッド・スタジオ内のビルディング。輸送は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ロジスティクス・パートナーのDHLによる航空便。

最初の問い合わせが入った時期は、2019年6月末ごろとのこと。同年4月末にはダニエル・クレイグの参加参加する主要撮影が既に始まっており、撮影中に畳を使うアイディアが生まれた可能性があります。