/Film(2021年10月7日付)は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のキャリー・ジョージ・フクナガ監督とのインタビュー記事を掲載しています。
フクナガ監督は『Bond 25』の監督を希望し、『007/スペクター』公開直後にプロデューサーのバーバラ・ブロッコリと会食。ダニエル・クレイグが復帰しないことを想定し、次のボンド候補などについて話し合っていました。
その時には新ボンドが登場しシリーズがリブートされる『Bond 25』のストーリーについても考えていたそうです。このアイディアはダニエル・クレイグが出演した『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では利用されることはなかったとのこと。リブート案の中身についてフクナガ監督は「今は明かせない」と語ったようです。
フクナガ監督が『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に参加した際、ダニー・ボイル監督下で作られたセット部分が多数残っていたとのこと。どれも使わなかったものの、いくつかの要素は反映されたそうです。
バーバラ・ブロッコリからはフレミングの小説本を渡されたとのことで、その中でも特に『007は二度死ぬ』や短編のストーリー内容を『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で使った旨をコメント。
クライマックス前の長回しアクションは、フクナガ監督がやりたいと考えていたものなのだそう。
フクナガ監督が『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のボンドと同じRag & Bone(ラグ&ボーン)のシャツを着ていることを問われると、自分は同ブランドで働いている友人からタダで貰い、長年来ているとのこと。監督とコスチューム・デザイナーのスティラット・アン・ラーラーブが相談してボンドの衣装として採用したそうです。Rag & Boneは悪役の基地を攻めるにも、インタビューにも向いている、とフクナガ監督。
『Bond 26』への続投の可能性については否定しませんでした。自ら発案したリブートのストーリーを使う時が来るのかもしれません。