The New York Times(2021年10月10日付)は、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』パートナー・ブランドとマーケティングについて伝えています。

同作のパートナー、ボランジェの製品をニューヨークで輸入しているVintus社では、映画の公開日前後の売り上げが20%増になるとのこと。

トライアンフはタイアップ・モデル「Tiger 900 Bond Edition」を限定発売しましたが、アメリカ向けの配分は販売開始後45秒で完売したのだそうです。同社の話では、この手の特別モデルは通常、完売までに数時間から数日かかるそうです。

アストンマーティンは4モデルが今作に登場。イギリスで9月30日に映画が公開されてから、ホームページの訪問者は、ほぼ30%増とのこと。

ダニエル・クレイグがデザインに関与したオメガのシーマスター「007 Edition」は、劇場公開の3週間前から売り上げが飛躍的に伸びており、大量のバック・オーダーを抱えているそうです。

MGMのマーケティング部門トップのStephen Brunoの話では、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のパートナー・ブランドのマーケティング価値は、合計1億ドル以上。

MGM側とパートナー各社は話し合いはするものの、具体的なキャンペーン内容の要求は出していないとのこと。各社はかなり自由にプランを練ってマーケティングを行なっているようです。