『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のコンセプト・アーティスト、ティム・ブラウニングが、自身の作品を公開しているウェブサイトに、ダニー・ボイル監督下で生み出されたデザインと思しきイラストが数点、見られます。
ティム・ブラウニングは『007/スカイフォール』と『007/スペクター』も担当。それぞれ24点、29点のコンセプト・アートが公開されています。
最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』分は26点が掲載。マドレーヌの家や、イタリアのホテルのインテリア、グライダー、サフィンの基地などの他に、“early development idea”(初期段階の案)とラベル付けされたものが。その中には同作劇中では見られない、アフリカの民族アートを思わせるイラストや、山の麓のトンネルに向かって雪原を走る列車などがあります。
ダニー・ボイルが『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の監督を辞任する直前、アフリカのナミビアでロケハンを行なっていたことが報じられました。また、マーク・ティルデスリーの証言で、ボイル版ではカナダでロシアの収容所を模したセットを作る予定だったことも明らかになっています。