Ian Fleming Publicationsは2021年11月4日、ボンド不在の世界を描くボンド・ユニバース3部作小説『Double O』シリーズを発表しました。

失踪したジェームズ・ボンドに代わって若きダブル・オー・エージェント達が世界危機に立ち向かう中、MとマネーペニーはMI6内部の裏切り者を炙り出します。時代設定は現代。ボンドと同世代のダブル・オー達もいなくなるようです。

著者は1989年ロンドン生まれのキム・シャーウッド。第1弾(Book One)はイギリスでハーパーコリンズより2022年9月発売予定。

これまでにも様々な作家がフレミングの跡を継ぎ、007小説を執筆してきましたが、ボンド不在のボンド・ユニバースが設定されるのは、イアン・フレミング財団の公認小説として初の試みです。

キム・シャーウッドはピアース・ブロスナン主演『007/ゴールデンアイ』を観て、フレミングの小説の虜に。それからジェームズ・ボンド小説を書くことが夢になったそうです。


11/6追記
キム・シャーウッドのツイート(11月4日付)によると、彼女の祖父は、『007は二度死ぬ』『女王陛下の007』『007/私を愛したスパイ』に出演した俳優ジョージ・ベイカーとのことです。