The Sydney Morning Herald(2021年11月6日付)は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』キャストとのインタビュー記事を掲載しています。
ワールド・プレミア開催数日前にZoom経由のインタビューでボンド役のキャスティング時を振り返ったダニエル・クレイグ。
当時、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリに対して「全ての面において権限を求めた」のだそう。その理由は「ジェームズ・ボンドに成りきるため」であり、ボンド役を単なる仕事として割り切りたくなかったそうです。ブロッコリは寛大にもその要求を受け入れてくれたとのこと。
ラミ・マレックがバーバラ・ブロッコリと最初に会ったのは、『ショート・ターム』(2013)のリリース後。ロサンゼルスにいたマレックはブロッコリからランチに誘われ、「いつか二人は一緒に働くことになる」と告げられます。
そして、ランチの帰り道「自分はボンドになれるのか? いやあり得ない」と、あれこれ頭を過ったようです。
「ボンド役を夢見ない者はいない」とマレック。悪役の俳優がボンドを演じられないことはなく、ボンド役はもう一つの夢だとも語っています。