<この記事は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の結末について記述しています>

The Times(2021年11月12日付)は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の最後に描かれたジェームズ・ボンドの姿について伝えています。

クライマックスでは、サフィンの島がミサイル攻撃を受け、ジェームズ・ボンドは最期を迎えます。

同作の視覚効果(VFX)監修者二人が同紙へ語った話では、このシーンを作業する際、ミサイル攻撃でボンドが確実に死んだことを示すよう指示されたとのこと。

爆発はイギリスのSalisbury Plainで実際に撮影され、それをデジタル拡張したそうです。

エンド・クレジットでは「JAMES BOND WILL RETURN」と表示されます。しかし視覚効果監修者は、脚本家が将来「(ダニエル・クレイグの演じる)ボンドは逃げ延びていた」と描く余地は全く残されていない、と語ったとのこと。

視覚効果監修のチャーリー・ノーブルは、台本のボンドは確実に死んでいるとし、「最後のショットがそれを明確に示していると思う」と発言。ボンドは逃げ道から抜け出していた……という設定はできない旨を語ったようです。

なお、クレイグ=ボンドは確実に死んだとしても、次回作『Bond 26』では新ボンド俳優を迎えてリブートし、何事もなかったかのように7代目の007映画シリーズが始まるものと思われます。


11/13 一部追記しました。