Variety(2021年11月22日付)によると、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』劇場公開の収支は赤字になりそうです。
同作の世界興収は既に7億3千万ドルを突破。コロナ禍(2020年・2021年)に劇場公開が始まったハリウッド映画として、世界第1位の成績を残しました。
しかし『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の製作費は2億5千万ドル以上、別に宣伝費が1億数千万ドル。内部事情通からの情報では、劇場の入場料から採算を取るには、9億ドル弱の興行収入が必要になるとのこと。
このため、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の劇場公開における収支は、約1億ドルの損失になると見られているようです。
MGMの広報担当者はVarietyの取材に対し、損失の話を「事実ではない」と反論しているそうです。
この記事のトピックはあくまで劇場の入場料(興行収入)に関してであり、放映・配信・ビデオグラムまで含めた場合は、MGMの主張通り、相当な額の黒字が見込めるものと思われます。