ポーランドのWP(2021年11月24日付)は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のキャリー・ジョージ・フクナガ監督とリヌス・サンドグレン撮影監督とのインタビュー記事を掲載しています。
二人は同国で開催された映画祭EnergaCAMERIMAGEに参加。
フクナガ監督は、ポーランド俳優トマシュ・コットについて尋ねられますが、誰のことだか分からなかった様子。ダニー・ボイルの監督在任中に悪役として検討されていた俳優である旨の説明を受けると、ボイルがどのような決定を下したのか分からない、と返答したようです。
リヌス・サンドグレンは本作への誘いが入った際、ポール・マッカートニーのMV(『Who Cares』)を撮影していたそうですが、それを中断してロンドンへ向かい、フクナガ監督と面談したそうです。
フクナガ監督が刺激を受けた007映画は『女王陛下の007』。映像が美しく、今作のインスピレーションにもなったとのこと。
サンドグレンは10代の頃に観た『007/私を愛したスパイ』に強い影響を受けたようです。
そして『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』撮影は楽しかったかと尋ねられた二人。
サンドグレンは007映画への参加が夢だったとし、マテーラを封鎖して街全体の灯りも消し撮影用の照明に置き換えるなど、不可能なミッションが遂行できた、とコメント。
フクナガ監督は、ダニエル・クレイグがウクレレを演奏する様子をビデオ撮影したことを披露。他にもクレイグがノルウェーのセットでおとぎ話を読む映像を撮影したそうです。これはカットされた映画のシーンなのか、プライベートでの話なのかは不明です。
なお、トマシュ・コットについては、悪役オーディションに参加したことを本人側が認めており、英語メディアでも当時報道されていました。