The Wrap(2021年12月2日付)は、イオン・プロダクションのプロデューサー、マイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリとのインタビュー記事を掲載しています。
スター・ウォーズ、マーベル、DCコミックスなどがしている様に、007映画をTVシリーズ化することには否定的な立場のプロデューサー。
マイケル・G・ウィルソンは「我々は良質の007映画制作に注力しており、長い時間と思考が必要だ。脚本は監督と2年かけて作っている」と発言。もしもTVシリーズ化して10〜20時間分のコンテンツに同じだけの労力を注ぎ込むとなれば、大きなコミットメントになる、ともコメント。「その場合は(誰かに)任せることになる。任せることには強い抵抗感がある」と語ったようです。
バーバラ・ブロッコリも同様に「我々は工場ではない。007映画は全てハンドメイドだ。これまでファミリー・ビジネスでやってきたし、我々が生きている限り、今後もファミリー・ビジネスを続ける」と語り、TVシリーズ化に否定的な考えを示したようです。
なお、バーバラ・ブロッコリは『007/ダイ・アナザー・デイ』後に同作のキャラクター、ジンクス(ハル・ベリー)を主人公にしたスピンオフ映画制作の計画を意欲的に進めました。しかし、MGMが途中で計画から降りた為、頓挫しています。
TVシリーズ化はないとしても、単発のスピンオフ映画であれば、制作の可能性はあるのかもしれません。