GamesRadar+(2022年1月6日付)によると、ボンド役就任を熱望している英国俳優トム・ホランドは、ソニー・ピクチャーズへヤング・ボンドの筋書きを提案していたそうです。
最新主演映画『アンチャーテッド』の公開を控えたトム・ホランドが、映画雑誌Total Filmへ語りました。
ホランドは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)の撮影中か撮影後、自分が思いついたヤング・ボンドのアイディアをソニー側へ提案した、と明かしました。
ジェームズ・ボンドの起源を描く話だったそうですが、うまくいかなかったとのこと。プロデューサー側は興味を示さなかったようだ、とも語っており、イオン・プロダクションとは直接話をしなかったようです。
しかし、ホランドが出したヤング・ボンドのアイディアは、ソニーがPlayStationゲーム『アンチャーテッド』を映画化するにあたり、主人公ネイサン・ドレイクのオリジン・ストーリーを描くきっかけになったのだそうです。
なお、ソニー・ピクチャーズは『007/カジノ・ロワイヤル』から007映画をMGMと共同で製作・配給しましたが、4作目の『007/スペクター』(2015)で契約終了。2018年には『Bond 25』からソニーが降りて、MGMとユニバーサルが配給を担当することが正式発表されていました。
ソニー側へアイディアを持ち込んだ時点でソニーには製作する権利がなかったため、トム・ホランドは提案すべき相手を間違えたことになります。
映画『アンチャーテッド』は英米で2022年2月劇場公開予定。