The Guardian(2022年1月29日付)は、ベン・ウィショーとのインタビュー記事を掲載しています。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』にQ役で出演しているベン・ウィショー。同作のワールド・プレミアには直前まで行きたくなかったのだそうで、ジェームズ(双子の兄弟)に促され、タクシーに乗ったとのこと。

レッドカーペットを歩き、同伴の家族が会場内のシートに座った直後、ウィショーはその場を立ち去り映画を観なかったそうです。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ではQが自宅で食事の用意をする様子が描かれており、男性が相手のディナー・デートの準備であることが仄めかされています。

インタビュアーは、Qのセクシュアリティが披露されるこの場面が、映画が進行する中で重要なストーリーに繋がるのではと期待していたようですが、その後は何事もなかったことで、物足りなさを感じているようです。

ウィショーの話では、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリがこの場面の内容を数年前に説明してくれたそうです。その際はインタビュアー同様、納得できないと感じたとのこと。

自分の考えを述べるべきか迷ったそうですが、結局はあるがままを受け入れて自分の演技をしたとのこと。

これまでのところ、このシーンについての感想をくれたのは一人だけ。そのため、ウィショーは、今作でのQの扱いは観客からも評価されていない、と感じている様子です。

なお、ベン・ウィショーはQ役出演できることが非常に気に入っている旨をこれまで度々語っており、次回作にも出演の意欲を示しています。