Deadline(2022年2月9日付)は、MGM映画部門のマイケル・デ・ルカ会長とのインタビューを掲載しています。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はコロナ禍で劇場公開が度々延期に。こうした中、2020年にはMGMが同作の劇場公開を見送って配信にまわすのではないかと報じられ、具体的にAmazon、Apple、Netflixなどの企業名があがっていました。

デ・ルカ会長は配信企業との協議があったことを認めましたが、配信側の問い合わせに義理で応対しただけであり、MGMやプロデューサーのマイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリも『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をテレビ映画化するつもりは全くなかった旨をコメントしています。

当時は具体的なオファー金額も報道。MGMはそれに対し倍以上の金額のカウンターオファーを出したともされていました。デ・ルカ会長の話が事実であれば、相手を諦めさせるため破格の値段を提示していたことになりそうです。

また、Amazonによる買収が完了した後のMGMの姿について尋ねられると、会長は「分からない」と返答。劇場公開の手法も含めて、ほとんど何も決まっていないそうです。