英国アカデミー賞(EE British Academy Film Awards)授賞式が2022年3月13日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにて開催されました。
授賞式は007シリーズ60周年を記念し、過去作からの映像の上映で開幕。続けてシャーリー・バッシーが『007/ダイヤモンドは永遠に』の主題歌をライブでパフォーマンス。
司会を務めた女優レベル・ウィルソンは『ジェームズ・ボンドのテーマ』をバックに登場。「新ジェームズ・ボンドは私」とジョークを飛ばし、足に描かれたダニエル・クレイグの顔のタトゥーも披露しました。
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(トム・クロス、エリオット・グレアム)は編集賞を受賞。同作でノーミ役を演じたラシャーナ・リンチはライジング・スター賞を受賞しています。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のマドレーヌ・スワン役レア・セドゥは、非英語作品賞のプレゼンターとして登場。『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督にトロフィーを贈呈しました。
『コーダ あいのうた』の米俳優トロイ・コッツァーは助演男優賞を受賞。ユーモアで溢れた手話による受賞スピーチの中で、ろう者のジェームズ・ボンドに立候補しました。
また、Metro News(3月13日付)によると、ラシャーナ・リンチは受賞直後のインタビューでは、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のプロデューサーやスタッフとの関係も良好で、ノーミ役を再び演じたい旨を発言。しかし現時点で、続投の話し合いはしていないと語っています。
Digital Spy(3月14日付)によると、編集賞の受賞会見でエリオット・グレアムは、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のラフ・カットを初めて見たダニエル・クレイグは目に涙を浮かべていた、と披露。クレイグは編集室に3日間通って様々な提案をしたそうで、それはファイナル・カットに生かされている、とのことです。