Deadline(2022年4月27日付)によると、MGM映画部門のマイケル・デ・ルカ会長とパメラ・アブディ社長が今夏、退任するそうです。
退任理由として、デ・ルカとアブディはMGMを別会社として運営したいの希望があったものの、Amazonがそれを許さなかった、との噂があるようです。
AmazonはMGMの買収完了を3月に公表していました。AmazonのMGM買収着手前から映画部門を率いていた両名が同社を離れることにより、AmazonはMGMのコントロールを強めていくことになりそうです。
なお、Prime Video & Amazon Studios担当上級副社長のマイク・ホプキンスは社員宛のメッセージの中で、会長・社長退任の通知と共に、MGM作品の劇場公開を今後強化していく旨の方針を示した模様です。
アブディ社長は2021年11月のインタビューで、イオン・プロダクション側と007映画次回作(『Bond 26』)の予備的協議を始めている旨を語っていました。
イオンのプロデューサーらのMGMにおけるカウンターパートであるマイケル・デ・ルカ会長とパメラ・アブディ社長が退任することにより、『Bond 26』に関する協議は、後任者が決定するまで一時中断もしくは停滞する可能性が考えられます。