Esquire UK(2022年5月10日付)は、ダニー・ボイルとのインタビュー記事を掲載しています。
セックス・ピストルズの伝記ドラマ・シリーズ『Pistol』の英国配信を直前に控え、インタビューに応じたダニー・ボイル監督。
007シリーズ第25作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(『Bond 25』)の監督を辞任した理由を尋ねられると、「シリーズ物をやるべきか」との迷いが当初からあったことを披露。プロデューサーは新味を求めつつも本格的な変更までは考えなかったのだそう。ボイルの出したアイディアは制作側にとって過激過ぎたようです。
ボイル案では「舞台の全部がロシア」だったとのこと。ジェームズ・ボンドは冷戦時代の産物であり、原点に立ち戻るとの趣旨だったようですが、プロデューサーにはその勇気がなかったのだそうで、「非常に残念だ」と語りました。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は鑑賞済みで、その結末を気に入っているとのこと。また、子どもを登場させるアイディアは元々ジョン・ホッジが出したものだったようです。
将来の007映画を監督する可能性があるかと問われると、「そうは思わない」と返答しています。